2011年 11月 07日
TBSテレビ 報道特集 ずさんな固定資産税、課税の実態 を見ました
「報道特集」は重い内容の番組でした。
固定資産税の課税の実態についての取材と報告。
建物の課税に問題があるとの内容でした。
TBSホームページの番組紹介にはこんな内容が書かれています。
あ然…ずさん課税の実態
自治体から言われるまま義務として国民が払う固定資産税。実はこんな風に決められていた。
元自治体職員衝撃の告白。
実に3億5千万円払い過ぎの例も…。
その“ずさん課税”の実態が報道特集の取材で明らかに。
誤りを訴えても自治体は一向に修正に応じず。
どこに問題があるのか。固定資産税評価額の査定に誤りがあるケースがある。
建築の専門家とはいえない、役所の職員が建物の検査にきて、査定しているが、
専門家ではないだけに、誤りがある場合が見受けられる。
たとえば、鉄骨造の建物を、鉄筋コンクリート造と見誤ったり・・・
その誤りを納税者がチェックして、役所に伝えるべきだが、なかなかチェックしきれない。
自分たちでチェックしきれないので、納税者は評価額の誤り、課税の誤りに気づかずに、固定資産税を多く払い続けているケースがある。
誤りを役所に伝えても、正しい評価額に変更してくれない。固定資産評価審査委員会に申し出ても却下される。
こんな内容が放送されていました。元自治体職員の話は、たしかに、あ然とする内容でした。
建物の評価額に関しては、いろんな問題がありますが、わたしが気になっているのは、固定資産税の建物評価額が、相続税の申告に使われているということです。自用の建物なら、固定資産税評価額がそのまま、相続税評価額になります。貸家の場合は、固定資産税評価額の7割が相続税評価額です。
もし、固定資産税評価額が誤っていたとしたらどうなります?
固定資産税評価額が「時価」よりも高いとしたら、固定資産税の税額だけではなく、相続税も払い過ぎということになります。
市町村役場が固定資産税を正しい評価額に修正してくれない場合、税務署へは、どのように説明すればいいのでしょう。
泣き寝入りだけは、避けたいですね。
この問題、気になった方は、モリ不動産鑑定事務所にご相談ください。
不動産の価格の問題については、モリ不動産鑑定事務所が、適切にアドバイスいたします。
なお、この固定資産税の問題、いまなら 「報道特集 固定資産税」で検索すると
放送された番組が、Youtube 他でヒットし、チェックできるようです。
by morikann
| 2011-11-07 01:23
| 税金